DEEP -NEW SINGLE『WISH』-
日本屈指のコーラスを披露するグループ・DEEP(ディープ)が、最新シングル『WISH』を2018年12月26日に発表。メンバーのRYO脱退前最後となる作品は、男たち4人の12年にわたる軌跡を濃縮した力強いものとなった。作品に込められた熱き思いを、メンバーの言葉から感じ取るべし。
何かに迷っている人の背中を押せる曲にしたいという想いで書きました。
ーーシングル「WISH」はいかに制作に入ったのでしょうか?
TAKA ツアーが決定して、これから新たな一歩を踏み出すDEEPが進化していく種をまいていくことを考えたら、年内で卒業するRYOに全面プロデュースしてもらうのがいいんじゃないかということで制作をスタートさせました。
ーー作詞はRYOさんが手がけていますが、どんな想いで書いたのでしょうか?
RYO この作品で何を書くべきか考えていた時に、今のこの気持ち、感謝の気持ちを伝えつつ、ファンの人だけじゃなくて世の中の人にも響くメッセージが伝えられる曲にしたいなと思ったんです。何かに迷っている人の背中を押せる曲にしたいという想いで書きました。
ーー付属DVD(初回生産限定盤)には「WISH」の企画会議からレコーディングまで楽曲のすべてを追いかけたドキュメントを収録していますが、どのような内容になっているのでしょうか?
YUISHIRO いろんな場面でメンバーそれぞれが自撮りしていたり、スタッフさんが常にビデオを回してくれていたり、制作の裏側や僕たちの私生活も覗けるような映像に仕上がっていると思います。
TAKA 手作り感も見どころだと思います。きちんと作り込んだ映像というよりは、スタッフさんを含めDEEPというチームで作っている感じが、身近さや温かさもお届けできると思っています。
KEISEI 制作のスタートから完成までを追っているので、この「WISH」という曲に対する僕たちの想いを事細かく知ってもらえると思います。レコーディング風景とか制作過程を見せるのは恥ずかしさもありますが、曲のドラマを伝えられる数少ないコンテンツとして観ていただきたいです。このDVDを観てからライヴで「WISH」を聴くと、一段と深く曲を楽しんでもらえると思います。
RYO 僕たちの想いを制作過程を通して知っていただけたら、きっと聴き方も少し変わってくるのかもしれません。どのように感じていただけるかも楽しみです。
新たな光を求めてがんばっていきたいという僕たちの想いも、
この曲から感じていただきたいです。
ーー今作だからこそ表現できたことなど、改めて思うところがあれば教えてください。
YUICHIRO この先、僕たちも激流というか荒波に揉まれながら光を求めて活動していくことになると思います。RYOが卒業することはDEEPにとってピンチと捉えたらピンチなんですけど、逆に捉えればチャンスでもあるんです。新たな光を求めてがんばっていきたいという僕たちの想いも、この曲から感じていただきたいです。
KEISEI 歌詞の世界観やコーラスワークを含め、この「WISH」は僕らのスタイルがよく表現できている曲だと思います。DEEPの音楽性を楽しんでいただきたいです。
ーー今作で現体制のDEEPとしては最後のリリースになります。リスナーには、今作をどのような気持ちで受け取って欲しいですか?
YUICHIRO ファンの方も様々な気持ちがあると思います。でも、本当に今の僕たちにふさわしい楽曲が完成したと思っています。新曲の「WISH」にしてもとてもいい曲ですし、これからもずっと歌っていきたいです。カップリング曲「SORA~この声が届くまで~A cappella」は、コーラスの師匠でもある春川さんにアカペラのアレンジをしていただけて、曲が完成する最後の最後まで一緒にレコーディングに向き合ってくださいました。このシングルが、今の僕らにとっての最高の作品になったことはまちがいないと思います。
KEISEI 進路を考えたり、新たな決意の元に旅立っていくというシチュエーションが多くなる時期だと思います。そういった方々に、この「WISH」が一歩踏み出す勇気を与える曲になったら嬉しいです。
TAKA このシングルは僕たちの分岐点であり、DEEPがもう一歩大きいステージに向けて進化していく門出となる作品だと思っています。ファンのみなさんにもワクワクしてもらえるような曲になっていればと願っていますし、歌詞のメッセージも聴き込んで欲しいです。誰でも生きていれば迷いもあるでしょうし、諦めたり辞めよう思ったり、新たな一歩を踏み出せないでいる人もたくさんいると思います。そういう人たちの背中を押せる曲が、この「WISH」だと思っています。そして、僕たちがみなさんを背中で引っ張っていけるくらいの説得力を持って歌を届けていくことも大事。RYOの想いも背負って、これからも歌い続けていくという僕たちの想いも感じていただきたいです。
RYO この「WISH」を書くにあたって、最初に浮かんだのが感謝という言葉であり、メンバーとの思い出でした。そういうことも書こうと思ったんですけど、それを書いちゃうと1曲ぜんぶ埋まっちゃうと思ったんです(笑)。なので、僕が旅立つ来年、そして再来年になっても、生き続けている曲にしたいと思って書きました。これが終わりではなく、ここがスタートという気持ちで書いた曲なので、DEEPの新たな旅立ちに駆ける想い、何かを追いかけていける挑戦心みたいなものを「WISH」から感じてもらえたら嬉しいです。
ーー最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
TAKA 聴いてくださるみなさん、そして僕にとっても勇気を持って次のステージへ踏む込む第1歩となるシングルだと思っています。この「WISH」を聴いてくださるみなさんとは、楽しいことも辛いことも共有しながら、一緒に目標に向かってがんばっていきたいです。みなさんにとっても、僕たちにとっても、夢への新しい船出への切符となる1枚になったらと思っています。
KEISEI RYOが歌詞を書いた「WISH」からは、今後のDEEPは3人に託したという意味も感じています。その想いに応えられるように、この曲をずっと歌い続けていきたいと思っています。
YUICHIRO 凄く前向きな曲で、僕自身が弟であるRYOから勇気づけられました。シングル作品としても今までになかったサウンド・アプローチで、今の僕たちだからできる今のDEEPを感じてもらえると思います。たくさんの方に聴いていていただけたら嬉しいです。
RYO 世の中の人たちへのメッセージもありますけど、DEEPがもっと高みへいって欲しい、もっと飛躍して欲しいという僕の想い、願いが込められたシングルです。
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DEEPニューシングル
『WISH』
[CD]
1. WISH
2. SORA~この声が届くまで~A cappella version
3. WISH(Instrumental)
4. SORA~この声が届くまで~A cappella version (Main Less)
[DVD](初回生産限定盤のみ)
「WISH」ドキュメンタリー ~この歌が出来るまで~
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DEEP
美しく、奥深いコーラスワークで魅了するR&Bコーラスグループ。リーダーのTAKAを中心に、YUICHIRO、KEISEI、RYOが集い、「COLOR」名義で本格的に活動をスタート。2009年に現在の「DEEP」に改名。日本武道館公演や全国ホールツアーなどを成功させ、一躍日本有数のグループとして活動している。
deep-ldh.com
text:NOBUHIKO MABUCHI