夏の最後を飾ったデニムの祭典「The LIVE -MADE BY EDWIN-」Report
令和最初の夏も終わったしまったが、その最後を飾るイベントが8月28日〜30日に行われた。首謀者は、ジャパンデニムの王者「EDWIN(エドウイン)」。職人の作業工程やライブ、様々な展示でエドウインのデニムの魅力を伝える「The LIVE -MADE BY EDWIN-」と銘打たれた祭典に、RUDO編集部もお邪魔しました!
デニム作りを追求する「エドウインの流儀」
8月28日、湾岸の風を感じさせる東京の天王洲アイル。港に近い場所柄から工場が多いこの地の一角をリノベーションしたB&Cホールに、次々に大型の機械が持ち込まれる。あまり馴染みのない見るからに重厚そうな出で立ちで、「一体、何用?」と好奇心を掻き立てられてしまう。実はこれらすべて、“ある物”を作るのに必要なミシンなのだ。
その“ある物”の答えが、エドウインのジーンズだ。この日から行われるイベント「The LIVE -MADE BY EDWIN-」のために、彼らのアイテムのほとんどを手がける秋田の自社縫製工場で、実際に使用している機械複数台(そしてスタッフも!)を持ち込んだのだ。この話を聞くだけで、本イベントにかけるエドウインの熱き思いが伝わってくる。
このように幕を開けた「The LIVE -MADE BY EDWIN-」では、上記の機械を並べてジーンズの製造工程を見せる「EDWIN TOKYO FACTORY」ブースを筆頭に、会場に設置されたいくつかの展示でエドウインの物作りや歴史を紹介。デニムに使用する素材から最新のアイテムが並ぶブースなどが登場し、目で見て、手で触って、実際に着てみて、エドウインの流儀を楽しめる機会を来場者に提供した。
シンプルに分かりやすくエドウインの良さを伝えられるように
「このようにエドウインの物作りを生で見せられる場を作るのは初めてなのですが、エドウインの物作りの流儀を伝えられたと思います。もともと商品を見せようとした展示ではないし、ミュージアムじゃないですけど、自社縫製工場の製造ラインを再現したりと、シンプルに分かりやすくエドウインの良さを伝えられるようにしました。エドウインの良さは、やっぱり品質。それこそ色々なスタイルやファッションは必要ですが、僕たちはそれ以上に長く愛着を持って穿いてもらいたいという気持ちを持っています。ただ単に使い捨てのファッションではなくて、長く使ってもらえるもの。それを作り続けていくこと。そんな思いがあるのが、エドウインの特徴です」(北野秀樹さん・エドウイン広報)
ミュージアムという北野さんの言葉からもわかるように、今回のイベントでは、CAMPFIREで「EDWIN TOKYO FACTORY」ブースで作成したジーンズを入手出来る入場券を販売したり、デニムにまつわるアートやカルチャーコンテンツもお披露目されたりと、伝統的だけではない新たな試みにも成功。「私たちのジーンズにかける思いと誇りをもっと知ってほしい」というエドウインの願いが、ありありと感じられる有意義な空間となっていた。
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