アメリカンモーターサイクルの妙味をファッションに。 RUDOWEB連載企画「ハーレーダビッドソンアパレル」男着術

FEATURE

2024.6.29

夏本番ともなれば、体にピタッとしたTシャツ一枚で自慢の肉体をひけらかす。そんなストイックメンばかりではないわけで、レイヤードをしてちょっと違いを出すのがオシャレの手順。グラフィックが注目される〈ハーレーダビッドソン〉のTシャツを軸に、一手間加えた夏スタイルをクリエイトするのが、ルードな夏男なのだ！

ブルートーンを意識してラギッド感を爽やかに引き算

無地系が多くなってしまうウィンターシーズンに対して、ちょっと攻めたグラフィックを楽しみやすいサマーシーズン。古着界隈でも特設コーナーが設けられるほど、今が旬とも言えるグラフィックばかりの〈ハーレーダビッドソン〉のTシャツコレクションなら、お気に入りの一枚…どころか、何枚ものフェイバリットデザインが見つかるはず。アメリカンセンスがたっぷり染み込んだカラフルなアートワークが踊るTシャツは、一枚で着るだけでも存在感は抜群。さらにちょっとしたレイヤードを駆使すれば、シンプルになりがちな夏のコーディネートも重厚感いっぱいに一変するのだ。

ハーレーダビッドソン公式オンラインショップ

今回主役としてピックアップしたTシャツは、ライトニングボルトがマシンに降り注ぐアートワークが鮮烈な一枚。ヘビメタバンドのアルバムジャケットのような色使いと構図は、まさにアメリカブランドならでは。

そんな夏にぴったりの賑やかな印象があるTシャツに、両袖をチョップドしたベストを合わせてバイカーらしさをアップデート。古着のような加工があるアイテムながらも、綺麗なブルースカイチェックによってバイカー特有の武骨感もほどほどに抑えられているので、ストリートにもしっかり馴染む爽やかなイメージをメイクできる。さらに、パンツやスニーカーも同系色のトーンで揃えることで、よりフレッシュでみずみずしい印象を与えることができるのだ。

仕上げにはハットやサングラスで顔周りを大人っぽく表現。ストリートならではのレイヤードと、大人の男らしい味付けが絡み合うことで、手数（着る服の数）が少なくなりがちなサマースタイルが、一段階も奥行きを増したムードにまとまるのだ。